パイロット年収を詳しく解説

パイロットの平収に興味がある方のための役立つ情報を紹介

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賃金構造基本統計調査(厚生労働省)調べでパイロットの年収は1,198万円が平均です!

平成23年度賃金構造基本統計調査(厚生労働省)によると、航空機操縦士(パイロット)の平均給与は、1,198万円となっています。
【同調査が発表した収入調査の詳細】
平均年齢:42.5歳
勤続年数:13.5年
給与月額:954,400円
年間賞与:535,600円
平均年収:11,988,400円
パイロットの年収は、規模の大きい航空会社の方が高く、中堅以下の航空会社では大手の半分ほどの年収と言われています。従業員数10~99名の企業では年収836万円、100~999名の企業では年収984万円、1,000名以上の企業では年収1,323万円というデータもありました。

またパイロットの役職別に見ると、
・機長の年収:平均2,300万円
・副操縦士の年収:平均1,500万円
・教官の年収:400~800万円 ※JALパイロット養成所より


また国際線と国内線での年収差はほぼないという意見がありました。

パイロットの生涯推定年収は?

パイロットの年収を年齢別に見てみましょう。
20~24歳:370万円
25~29歳:800万円
30~34歳:913万円
35~39歳:998万円
40~44歳:1,383万円
45~49歳:1,486万円
50~54歳:1,389万円
55~59歳:1,230万円
60~64歳:1,239万円
一番年収が高いのは40代でした。
この世代が機長としてもっとも長時間のフライトをしているのだと推測できます。
単純に20~64歳までの平均年収を足したものを生涯年収とすると、4億8,540万円
全職種の平均生涯年収である2億超と比べても、かなり高い報酬だということがわかります。

自衛隊パイロット、jalパイロット、anaパイロット、ヘリパイロットの年収はそれぞれ違うの?

パイロットとしての働き方は大きく3つに分類することができます。
1、公的機関(自衛隊や消防・警察など)
2、航空会社(JALやANAなど)
3、民間会社(物資輸送・遊覧飛行など)
このうち、賃金構造基本統計調査の平均年収1,198万円に当てはまるのは、航空会社になります。
大手2社(ANA、JAL)のパイロットになると平均収入はさらに高く、ANAは1,981万円JALは1,834万円です。
スカイマークやスカイネットアジアの中堅航空会社のパイロットは年収800万円前後でした。
年収2,000円以上の高収入を期待するなら大手2社への就職が必須になります。

一方、自衛隊のパイロットの年収はというと、年齢や階級によってかなり差が生じるようです。プロペラ機のパイロットや航空士の年収目安を例に挙げてみましょう。
高卒の場合
25歳(3曹)で490万円、35歳(2曹)で690万円、50歳(曹長)で920万円
防衛大卒の場合
25歳(3尉)で570万円、35歳(3佐)で年収900万円、40歳(2佐)で年収1,060万円
そして、民間会社のヘリパイロットになると年収は550万円ほどと言われています。

【業種別年収】
JALやANAなどの航空会社のパイロット:800~2000万円
テレビや新聞社の報道取材のパイロット:1180万円
自衛隊や警察や消防などのパイロット960万円
物資輸送や農薬散布などのパイロット:870万円

パイロットなるための航空大学校一覧

パイロットになるには、2つの道しかありません。
1、大学卒業後、航空会社の自社養成パイロット採用試験に合格する。
2、航空大学を卒業後、航空会社の自社養成パイロット採用試験に合格する。
航空大学とは、独立行政法人航空大学校のことで、国が設立した唯一の公式パイロット養成学校です。
航空大学校本校は宮崎県ですが、ほかにも帯広分校、仙台分校があります。
そこへパイロットや管制官になるための基礎を身につける学校として全国から入学希望者が集まります。
大学を2年以上修了し、所定の単位を修得していれば誰でも受験可能ですが、倍率は7.6倍と高く、防衛大のほか、東大・京大クラスの学生が勢ぞろいします。

パイロットの生活レベルってどのくらい?

パイロットの平均年収から考えると下記のような生活レベルが考えられます。
年収800万円の手取り、税金(所得税・住民税)、貯金額・家賃・割合ローン・生活スタイル
年収1000万円の手取り、税金(所得税・住民税)、貯金額・家賃・割合ローン・生活スタイル
年収2000万円の手取り、税金(所得税・住民税)、貯金額・家賃・割合ローン・生活スタイル

パイロットの年収の本音

パイロットの口コミ年収を紹介します

公的機関のパイロットの口コミ

「消防ヘリのパイロットを務めていますが、とてもやりがいを感じています。自分の操縦技術が人命を救うことにつながることに大きな価値を感じます。
年収はサラリーマンの平均よりも少し多いくらいでしょうか。責任の大きな仕事なのでお金が第一という人には向かないでしょう」

執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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