大学教授の年収を詳しく解説

大学教授に興味がある方のための役立つ情報を紹介

大学教授の年収

大学教授の年収は、1,112万円でした!(賃金構造基本統計調査)

大学教授の年収

年収:1,112万円(賃金構造基本統計調査調べ)
給与:67万円
ボーナス:308万円
平均年齢:57.3歳

大学教授は、短大、大学、大学院をはじめとする研究機関や高等教育機関の研究者のなかで最上位の職業です。
仕事の内容は、専攻分野の専門的な研究と、学生の指導、授業を行うことなどです。定期的に新発見をともなう論文を発表する熱心な教授もいれば、もっぱら後身の指導に熱を入れる教授もいます。
教育機関、研究機関ともに、運営のための委員会への出席や教授会への出席などが化されています。また、各学会に所属し学会運営を任されている場合もあります。
副職として、著書執筆、講演、テレビ番組などへの有識者としての出演、政府の委員会への有識者としての参加などによる収入を得ることもできます。

年齢別年収推移と給与ボーナス推移

各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを算出してみました。

年齢 年収 月額給与 ボーナス
20~24歳 0万円 0万円 0万円
25~29歳 0万円 0万円 0万円
30~34歳 0万円 0万円 0万円
35~39歳 989.7万円 62万円 247.4万円
40~44歳 1112.0万円 70万円 278.0万円
45~49歳 1245.4万円 78万円 311.4万円
50~54歳 1334.4万円 83万円 333.6万円
55~59歳 1278.8万円 80万円 319.7万円
60~64歳 900.7万円 56万円 225.2万円

※平均年収と年齢での年収による比率から独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。

国立大学の教授の年収をランキングで解説!

国立大学の教授の年収をランキングで解説!

国立大学教員の平均給与については、文部科学省の行った「文部科学省所管独立行政法人、国立大学法人等及び特殊法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準(平成27年度)の公表についてという報告から知ることができます。
国立大学法人86全体では、平均1005.8万円になります。平均より高い年収の国立大学は36です。
国立大学の教授で、もっとも平均年収が高いのは、東京医科歯科大学の教授で1183.1万円となっています。、小樽商科大学で、824万円です。
国立大学教授の平均年収ランキングは以下のようになっています。
第1位 東京医科歯科大学 1183.1万円
第2位 東京大学 1159.4万円
第3位 政策研究大学院大学 1143.1万円
第4位 東京工業大学 1128.8万円
第5位 東京海洋大学 1118.9万円
第6位 東京農工大学 1098.9万円
第7位 大阪大学 1095.4万円
第8位 九州大学 1087.3万円
第9位 お茶の水女子大学 1087.0万円
第10位 総合研究大学院大学 1085.4万円

ちなみに、旧帝国大学では、名古屋大学が11位で1080.1万円、京都大学が16位で1071.3万円、東北大学は第20位で1051.3万円となっています。

ただ、このランキングを見ていくときに気をつけなければならないのは、国立大学の教員は、国家公務員ですので、地域手当が給与に反映されています。
そのために、東京など物価が高い地域のほうが地方よりも高くなるのは必然であるといえます。

私立大学の教授の年収を解説!

私立大学の教授の年収については、国立大学のような資料はありませんが、有名大学を対象にした比較資料があります。
それによりますと、45歳教授で平均年収が約1,200万円、55歳教授では平均が1380万円程度となっています。
有名大学を対象にした、年収のランキングは以下のようになっています。

■45歳教授の場合
第1位 早稲田大学 12,767,900円
第2位 中央大学 12,763,790円
第3位 明治大学 12,652,517円
第4位 関西大学 12,352,330円
第5位 同志社大学 12,335,810円
第6位 立教大学 12,332,509円
第7位 関西学院大学 12,222,720円
第8位 法政大学 12,041,745円
第9位 慶應義塾大学 11,868,160円
第10位 立命館大学 11,839,840円

■55歳教授の場合
第1位 中央大学 14,269,670円
第2位 明治大学 14,131,032円
第3位 関西学院大学 14,005,680円
第4位 早稲田大学 13,982,380円
第5位 立教大学 13,926,875円
第6位 関西大学 13,881,350円
第7位 同志社大学 13,879,940円
第8位 慶應義塾大学 13,603,360円
第9位 法政大学 13,515,447円
第10位 立命館大学 13,211,350円

また、関西にある大学教職員のモデル給与ランキングは発表されていまして、

第1位 大阪芸術大学 50歳教授 14,531,370円 60歳教授 15,841,000円
第2位 龍谷大学 50歳教授 13,547,606円 60歳教授 14,499,811円
第3位 佛教大学 50歳教授 13,427,000円 60歳教授 14,418,000円

などとなっています。
個人のレベルになりますと、大学の給与よりも、どれだけの副業をしているかによって年収は大幅に変わるようです。
大学教授をしている有名人も含めますと、東京芸術大学教授でタレントのビートたけしさんが、推定年収15から18億円ということで、トップではないかと思われます。
そのほか、出版・テレビ出演や講演会など、本来の研究以外で稼いでる大学教授の場合は、年収を合わせて3,000万円から5,000万円になる教授もいるとの噂がありました。 実際はどのくらいいるかわかりませんが数人いるようですね。

大学教授になるには?

大学教授になるには?

大学院修士課程、博士課程と進み、就職活動をして大学の助手、助教、講師のいずれかになるところから、キャリアを積んでいきます。

博士課程を修了しても、そのまま大学に就職できるわけではありません。

全国で助教、助手、講師を募集している大学を探して、就職活動をする必要があります。
指導教授の紹介などで決まる場合もあるそうです。また、文系では、学会に認められる論文を執筆し続けることで、講師に招聘されることもあります。
社会人としてキャリアをつんだ人を准教授や教授に迎える大学もあります。

大学教授の仕事で働く面白み

人一倍高い給与で、定年が無いイメージがありますが、私立大学では、実績や人気のある受講を多く抱えるとか、特定の研究が評価されるなどの裁量がなければ、一般的な行政職員とそ変わらない給与と報酬である点が多いです。
平均月収は66万円くらいが全国平均ですが、准教授の立場が最も人口比的に多く、教授職は年齢では一般企業で定年に近い年齢がかなり多くを占めています。
特別研究に没頭し、成果目標があるなら大学側の支援も予算も付くので、その場合は非常にやりがいがあり、充実した研究人生を生涯全うできるかもしれません。
しかし、その職に就けるのは非常に限られた成績を収めたものに限られ、教授職自体の就業年数はかなり短い点も特徴になります。

大学教授の年収の本音

大学教授の口コミ年収

50代(年齢) 職種 国立大学教授 文系

年収1,500円
大学では、研究費が別に何十万か出ますので、文系の研究をするには十分な環境を与えて貰っています。

40代(年齢) 職種 私立大学教授 文系

年収2,000万円
大学の給与と、著作の印税でこのくらいです。
大学側は、有名大学のブランドを与えているので、外で稼いできてくださいというスタンスです。

40代(年齢) 職種 国立大学教授 理系

年収1,050万円
教授としての給与だけです。
研究内容によっては、特許で大学に数十億の利益を出している人もいます、その場合には報奨金が何億か教授に支払われることもあります。

執筆・監修者 平均年収.jp 編集チーム
平均年収.jp編集部

外資系出身者・職業紹介本原作者、FP資格保有者・専門ライター、キャリアコンサルタント・大手出版編集者などのメンバーが参画
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