介護士の年収を詳しく解説!

介護士の平均年収に興味がある方のための基礎知識

介護士の年収

介護士の年収

介護士の年収の平均は、378万円でした。
平均年収推移は270万円~400万円となっています。
お給料(月収):約15〜26.8万円となっています。
平成27年賃金構造基本統計調査より算出

きつい仕事の割には、報酬が低いということが、介護保険制度自体の問題として語られることが多いようです。

【介護士の仕事内容】
介護士は、正式には介護福祉士という名称の国家資格です。介護が必要な人に対して食事の世話や入浴、排泄などの世話を行う仕事です。要介護者の生活の質を高めることに貢献する大切な役割を持っています。
入浴などは、大人を抱き上げる必要がありますので、力仕事になります。
仕事の内容としては、きつい面もありますが、労働時間などは一定ですので一般の会社員に比べると拘束の少ない仕事です。
【総介護士数は】
介護福祉士の資格を取得している人は、812,152人(平成22年2月末現在)になります。
【平均勤続年数】
約5.7年だそうです。
介護福祉士は、勤務状況にくらべ給与が高くないということがありますため、条件の良い施設や会社に転職することが多いようです。

介護士の年齢別年収推移と給与ボーナス推移

各年齢を5歳刻みで年齢による年収や月額給与・ボーナスを算出してみました。

年齢 年収 月額給与 ボーナス
20~24歳 294.8万円 18万円 73.7万円
25~29歳 336.4万円 21万円 84.1万円
30~34歳 378.0万円 24万円 94.5万円
35~39歳 423.4万円 26万円 105.8万円
40~44歳 434.7万円 27万円 108.7万円
45~49歳 453.6万円 28万円 113.4万円
50~54歳 434.7万円 27万円 108.7万円
55~59歳 306.2万円 19万円 76.5万円
60~64歳 306.2万円 19万円 76.5万円

※平均年収と年齢での年収による比率から独自で算出した結果になっております。
※ボーナスは夏冬合わせた4か月分で算出してます。

介護士の生涯推定年収は?

介護福祉士の資格を所持している人の生涯賃金は、40年間勤務したと仮定すると、1億2,000万円程度になるでしょう。
ただし、5年目に、介護支援専門員の資格を所持することや、条件の良い施設に転職することなどを考慮すると、あと2,000万円から4,000万円程度上乗せすることも可能かと思われます。

介護士の都道府県別(東京大阪名古屋福岡等)平均年収

県によって物価も違うのですべての都道府県で同じ給与や年収だとは言えません。都道府県別に年収をみてみるとどのくらいになるのでしょうか。 国が出した都道府県の平均給与比率と年収査定結果・各都道府県の介護士の平均年収を掛け合わせて独自に算出しました

チャット右画像

マリン

厚労省の比率と年収査定で取得したビッグデータ、さらには国がだしている平均値を掛け合わせた独自結果になっています。
都道府県 平均年収
北海道 340万円
青森 302万円
岩手 340万円
宮城 378万円
秋田 302万円
山形 340万円
福島 340万円
茨城 378万円
栃木 378万円
群馬 378万円
埼玉 340万円
千葉 378万円
東京 529万円
神奈川 416万円
新潟 340万円
富山 340万円
石川 378万円
福井 378万円
山梨 340万円
長野 378万円
岐阜 340万円
静岡 378万円
愛知 416万円
三重 378万円
滋賀 378万円
京都 378万円
大阪 454万円
兵庫 378万円
奈良 378万円
和歌山 340万円
鳥取 340万円
島根 340万円
岡山 378万円
広島 378万円
山口 378万円
徳島 378万円
香川 340万円
愛媛 340万円
高知 340万円
福岡 378万円
佐賀 302万円
長崎 340万円
熊本 340万円
大分 340万円
宮崎 302万円
鹿児島 340万円
沖縄 302万円
チャット左画像

アイミ

介護士に関しては国内でも東京と沖縄だと差がつくようです。

介護士の年収をUPするための方法

介護士の年収をUPするための方法

介護福祉士から、年収アップをするには、ケアマネージャーになるのが近道です。
介護士は、介護の実務をする仕事ですが、ケアマネージャーは、介護支援専門員という資格取得者で、要介護者との面接、調査、プランニングを担当する仕事です。
そして、そのプランに沿って介護を行いながら、それが妥当なプランかどうかを評価します。
介護におけるPDCAを担当する管理者といえるでしょう。
試験の受験には、介護福祉士などの法定資格(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、助産婦など)を所持し、5年間以上の実務経験を持っていることが条件になっています。

介護士になるには?

介護士になるには?

介護士になるには、学校を卒業した後に、国家資格を取得して、介護福祉士になることが条件になります。
その後、介護福祉士を募集している施設に就職して、ホームヘルパーと一緒に介護の実務につく場合が多いようです。
【なるための資格】
介護士という職業を名乗ることができるのは、国家資格の介護福祉士を取得した人ということになります。
資格は、介護福祉士の養成を行っている学校を卒業するか、国家資格試験を受験して合格するかのどちらかによって取得することが可能です。
試験は年に一回行われていまして、社会福祉概論や老人福祉論など13の科目からなる筆記試験と実技試験から構成されています。
合格率は、50.2%(平成21年実施の実績)と比較的取得しやすい国家資格です。
同様の仕事で、ホームヘルパーという資格がありますが、そちらは、ヘルパーとしか名乗ることはできません。
公認資格であるヘルパー1級、2級という資格を取得することで、ほーヘルパーとして介護の業務につくことができます。
【求人情報の見つけ方】
介護福祉士の求人情報は、新卒者の場合は学校に来ている求人情報をもとに就職活動をするほうが有利なようです。
経験者に対しては、介護福祉士向けの転職サイトがいくつかあります。なかには登録型の転職サイトもありますので、在職中に条件の良い転職先を探すことも可能です。
また、月30万円以上など、待遇の良い求人情報を紹介しているサイトもありますので、それらも参考になるかと思います。

介護士になるための学校一覧

介護福祉士を養成する学校には、以下のようなものがあります。
◯日本社会事業大学 東京都清瀬市
◯国際医療福祉大学 栃木県大田原市
◯山野美容芸術短期大学 東京都八王子市
◯東京福祉専門学校 東京都江戸川区
◯湘南医療福祉専門学校 神奈川県湯小浜氏戸塚区
◯YMCA健康福祉専門学校 神奈川県厚木市
◯埼玉福祉専門学校 埼玉県さいたま市大宮区
◯新潟医療福祉カレッジ 新潟県新潟市中央区
◯首都医校 東京都新宿区
◯大阪保健福祉専門学校 大阪府大阪市淀川区
◯神戸リハビリテーション福祉専門学校 兵庫県神戸市中央区
◯京都YMCA国際福祉専門学校 京都府京都市中京区
ほかにも多数の大学、短大、専門学校で介護福祉士の養成過程を持っています。

介護士のクチコミ年収

介護士の方に実際の年収の本音を聞いてみました。

40代 介護福祉士

年収310万円
収入を考えるときついと思う仕事ですが、これから高齢化している日本のなかで必要な仕事をしているということを考えられる人ならば、やりがいのある仕事です。
人間が相手の仕事ですので、毎日が刺激的です。

20代 介護福祉士

年収250万円
仕事は楽ではないです。担当している方の健康状態などがうかがえるので、それによって、心配したり、安心したりという毎日です。
一生続けられる仕事だと思っています。ケアマネの資格を取得し、一人一人に合った介護を提供したいと思っています。

介護福祉関連の仕事の年収一覧

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